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少数派たれ

改めて言うまでもないけど、近年の数多くの音楽は量産型。

アレンジもコード進行もメロの展開もどっかで聴いたことあるようなのが非常に多い。(「最近」というのは、昭和の歌謡曲はアイデア満載で結構面白い)

なぜかって、作る前から「こういう感じの曲で」というのがあらかた決まってるから。だから、作る人たちも「それっぽい感じで」作る。そうなると、確立されたメソッド(コード進行とか)から選んで作る。

確かに、仕事として音楽活動をする上では注文どおりに作れてこそだし、質も高いものが作れるだろうから、聴く側としても、自分好みの中でちょっとずつ違う量産型を聴くのが素直に楽しい。僕もいちリスナーとしてはそう。仕事として作る場合は僕だってそうなると思います。

でもそういう音楽って、(誤解を恐れずにいうなら)面白くないんですよね。方法論さえ知っていれば誰でも作れてしまう。


アマチュア(≠仕事ではない)の立場で曲作りをする人間としては、本心では試作型な音楽、特許じゃないけど、曲出すときは何か新しいアイデアを詰め込んだ曲を出したい。所謂「いい曲~」ではなく、「うわ、すげえこれ」って曲。「すさまじい」で形容したくなるような。一曲にアイデアが詰って、ものすごいパワーを持ってる曲。たまにありますよね。

やっぱ、いちアマチュアの作曲家が世に既にある曲と同じような曲を作っても面白くないと思うんですよね。

僕、唯一無二が好きで。ヴォーカリストでもそう。聴いた瞬間分かる声が好き。だから、僕も「うおお、これこそ飛鳥硝子だぜぃ!」みたいな強烈な個性が出せるよう、気合入れていきやす。



P.S.
最近の俺は、曲数を作らなくては、とか、たくさんの人に気に入ってもらうためにはこういう曲かなあ、とか、最初に述べたようなメソッド的な曲作りが多い。自戒の意味をこめてこの日記を書きました。秋M3のCDは、なかなか強烈な1枚になりそうなのでご期待ください!

  by mechaegg | 2009-07-21 00:38 | 日記

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